美容室でバッグ預りのトラブル

美容室にカットに来られたお客様のバッグを預り、受付カウンターの後ろの棚に置きました。この棚は、従業員や他のお客様からも見える場所にあります。カットが終わり、バッグを返したところ「中に入れていた30万円が無い。」と騒ぎになりました。

美容室は30万円を賠償する義務があるのでしょうか?

バッグを預かる際に、従業員とお客様とで30万円確認してから預かった場合は、美容室は賠償責任を負い、30万円をお客様に渡さないといけなくなります。

確認をしていない場合は、お客様はバッグに30万円が入っていたことを証明することが出来ないので、美容室に賠償責任は発生しません。

しかし、「預かる前に確認しなかったので、知りません。」で、良いわけではありません。責任が持てない場合は、はっきりとお客様に伝えることが大事です。

アビリティのおすすめ対策

①「現金、貴金属などの貴重品はお預かりできません。」と受付に貼り紙をする。

②バッグを預かる時、「貴重品は無いですか?」と尋ね、入っている場合は、自分で管理してもらう。

一流ホテルのクロークでも「貴重品は預かれません。」としているので、美容室の品位を落とすことにはなりません。