水漏れの原因箇所が不明な事故

2019.5.9 お店の備品・設備などの損害事故、水漏れ事故
      (水漏れ被害事故と水漏れ加害事故)


3階建てビル2階の美容室の真下にある居酒屋で、天井から大量の水漏れが発生。
家主は、急いで高速洗浄の業者を呼び、作業の後、1週間位で、天井に溜まった水が無くなり、その後の水漏れは起きなくなりました。
しかし、高速洗浄を行った業者も、その後調査を行った業者も、洗浄後の調査なので、誰の所有管理部分(家主の建物部分、居酒屋、美容室)の水道管が詰まったのが特定できませんでした。したがって各自が契約している賠償保険が原因箇所不明の為、補償ができませんでした。

このような場合に備えて、「各店舗は什器備品設備の火災保険」に加入しておくべきで、居酒屋もこれに加入していましたが、「天井からの漏水被害なのに何故、自分の火災を使わなくてはならないのか」納得できず復旧工事が数か月遅れました。