盗難事故

夜間、美容室の店舗に泥棒が入り、現金または現金の入った金庫の盗難に遭う事故が後を絶ちません。

通常の「什器備品の火災保険」に加入していれば、「盗まれた現金」は30万円まで補償され、「盗難行為遂行のために壊されたり盗まれた美容室が所有する造作や備品」は、火災保険の補償額限度内の時価額で補償されます。

よくトラブルになるのは、入り口ドアや建物の一部である窓ガラスが壊された時です。家主は美容室に修理費用を負担させようとすることが多いのです。本来、ドアや窓ガラスは家主が契約している「建物の火災保険」で修理をするべきものですが、理解力に乏しい家主さんがいることも事実です。

ただし、「美容室が契約している火災保険」が最新のものであり、賃貸借契約書に特別な文言が記載してあれば、「美容室が契約している保険」でドアや窓ガラスを保険で修理できる場合があります。