携帯に霧吹きがかかったと、長時間の迷惑電話

美容室での事故対応30年以上の実績、アビリティです。
2017年 美容室へ長時間の迷惑電話をしてきた男性客の対処についてです。

横浜市の美容室から「髪を湿らせるための霧吹きがiPhoneの画面にかかったので、賠償してほしいと言われた。」という事故報告がありました。

事故の当初、美容室の店長は「iPhoneを修理に出し、修理が必要であれば見積り取ってください。」と男性客にお願いしました。
男性客は「今は調子が悪いわけではないが、悪くなるかもしれない。iPhoneの拠点は混んでいるので予約して遠方に行かなくてはいけないが、私は忙しいのでそんな時間はない。でも賠償はどうしてくれるのか。」と約2か月間、美容室の電話、店長の携帯電話、美容室の本部に再三の迷惑電話を掛け続けました。

今回の事故は、実際には損害が出ておらず、賠償責任があると立証できていないので、賠償義務は発生していません。

美容室では対応しきれず、アビリティが引き継いでからも、週に3回ほど、1時間から2時間以上電話を掛けてきましたが、すぐに感情的に怒鳴りつけるので、会話にならない状態でした。
また、男性客から美容室への迷惑電話が続いたので、アビリティの提案で、「今後、電話は受けられません。書面にて損害を立証して頂けなければ何もできません。」という趣旨の配達証明を美容室とアビリティからも送りました。

男性客は、修理の必要があるかを携帯電話の店に確認し、異常は確認できない旨の書類と、気になるようであれば機種変更をと勧められ、機種変更費用3万円の見積書を取り付けました。

ここで、男性客からの感情的な矛先がアビリティに向けられ、アビリティが3万円(賠償義務のない機種変更代)を払わなければ、ネット、そのほかの媒体に悪評を書き込と手紙が届きました。
警察に相談したところ、少なくとも業務妨害または恐喝で、立件できるとの回答でしたので、男性客には、「根拠のない損害賠償には応じられない。男性客の行為については立件可能な状態になっているので、今後、電話でもネットでも何らかの悪質な行動が察知された際には手続きを進める。」ことを書面で送りました。
男性客からの連絡は美容室へも含め一切なくなり、事故対応の完了となりました。

感情的になるお客様の中には、エスカレートしてしまい犯罪行為をしてしまっていることに気が付かない方がいます。美容室としても、お客様への向き合い方として、どこまで対応をするべきなのか迷うことがあると思います。警察や弁護士にすぐ相談するべきなのか、迷うような際にはぜひアビリティにご連絡ください。

「美容室での事故対応30年以上の実績」でお守りします。