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2022年11月6日

静岡県、観光バス横転事故について

事故日2022年10月13日


紅葉が進み、政府の補助金制度も機能して、絶好の旅行シーズンが到来しています。


今も、観光バス会社から、そして観光バスの利用者からも


あの事故の死傷者に対する補償についてアビリティに質問が殺到しております。バスの自動車保険による死傷者への補償はどの程度なのか。



運転手を除く乗員乗客に対しては「搭乗者傷害保険」と「対人賠償保険」等から支払われるので、通常、限度額は無制限で安心です。



運転手については、「自損事故保険」と、加入していればですが「搭乗者傷害保険」と「人身傷害保険」が対象となります。「対人賠償保険」は対象外となりますので、限度額が有り心配は残ります。


また、業務遂行中の事故なので、バス会社は運転手に対して労働基準法上の賠償責任と、民法上の賠償責任を負わなくてはなりません。


 

今回の事故のケースとは異なりますが、停車中のバスに任意自動車保険なしの車両が突っ込んできた場合の死傷者への補償はどうなるのでしょうか。


加害車両には自賠責保険はついているはずですが、対人賠償一人当たり死亡後遺障害3000万円、ケガの賠償は120万円限度となってしまいます。


被害を受けたバス会社には過失が無いので、法律的な賠償責任は免れます。


あとはこのバス会社が任意で「人身傷害保険」等をいくらかけていたかによって一人当たり5000万円迄または1億円迄等、受けられる補償限度額が決まります。


 

死傷者本人が生命保険や傷害保険に加入してれば、前述の様々な賠償金と重複して保険金を貰えますので、自分または家族の為に各自が自分の保険はある程度充足させておく必要があるでしょう。


更に詳細をお尋ねされたい方は㈱アビリティのホームページのお問い合わせから、またはお電話でご質問下さい。

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